狼男子の扱い方
第11章 夜、正門での行為
あたしの中を玲音がぎゅうぎゅうに占領する
その圧迫感と
耳にかかる玲音の荒い吐息で、
あたしは呑まれる
「っは、お前締めすぎ…ッ」
クハッと笑う玲音は、
少し余裕のない笑みを浮かべた。
「んんっ…も、や…ッ」
少し離れたところから聞こえてくる車の音や
人の笑い声に反応してしまう
「…見られると思うと興奮すんの?
見てほしいんだ?」
「っち、が…!」
「音するたんびに、美華、締めてんだけど 」
そう言えば、
玲音はあたしの首筋に噛み付いた。
「っひ、ぁ……」
ピリッとした痛みが走る
「印、消させねーから」
自分が噛み付いたところを舌で舐めれば
チュ、チュ…と何度も何度もそこにキスを落とす
「ぁ…れお、んンゃ……あん…」
あたしの卑猥な声が漏れると
玲音は再び激しく突く
「っあ!ぁん…あ、!は、げし…ッ!!!
ダメ、だめ……っ!!」
「っ…んと、お前んなか…、
っ…」
「や、や…!!!そこ、だ………ッッ!!」
目の前がチカチカして
頭がなにも、回らなくなる
絶頂に達すると共に、玲音のが抜かれてあたしと玲音の吐息だけが
誰もいない夜道に小さく漏れた。