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「けーいーたー！飯食いに行こうぜ！」



授業が終わり、昼休みになるとパタパタとちっこいやつが敬太のほうに走ってきた。



「おう、咲斗もいいか？」



え？俺？



「ん？咲斗って？」



走ってきたちっこいヤツは、首を傾げて敬太に聞く。



周りにいた男たちがそいつを見て、顔真っ赤にして可愛い〜とか萌え〜とかそれぞれつぶやいている。



「あーこのコが咲斗！さっき友達になったんだよ」



俺を指さし敬太がこたえる。



「あ！もしかしてダサダサな転校生って噂されてるコ？」



俺ってそんな噂されてんだ？しかもダサダサって、好きでこんな格好してねぇし。



「咲斗、紹介するな？こいつは俺の幼馴染の荻野大地-ogino daiti-いい奴だから仲良くしてやって」



「あ、うん。神崎咲斗、よろしく」



「俺大地ね、大地って呼んで」


「うん」




大地は茶髪のふわふわパーマにクリクリとした大きな二重の目に白い肌のイケメンだ。


背はたぶん155ぐらいだと思う。



「咲斗も飯一緒に食いに行こうぜ！」



まー友達ほかにいないし、いっか。



「うん！」