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無自覚な美形くん

第4章 第四章

「うん、気にしてないから早く座ろう?」



「そうだな!あ、あそこの席空いてるし座ろうぜ」



敬太が、見つけた席に三人で座る。



「何食べる?俺がおばちゃんに頼んでくるけど」



大地が買ってきてくれるらしいから、お金を渡して俺はA定食、敬太がきつねうどんを大地に頼んだ。




大地が食堂のおばちゃんの所に行って、戻ってきたとき、ちょっと離れたところで、嫌がってる男を無理矢理連れて行こうとする不良を見つけた。



「や、やめて!いやだ、助けて」


誰もが不良が怖いのか見て見ぬふりをしていた。



許せねぇ…。



「可哀想だな。あいつらにヤられちゃうぞ、あの子」



大地が言う。


ガタッ


勢いよく席から立ち上がると



「ごめん、ちょっといってくる」


「はっ?おい、まさかあの不良達んとこ行くきか⁈やめとけって!咲斗絶対喧嘩なんてできねぇだろ?」



敬太が後ろで叫んでるのを無視してズカズカと不良達んとこの前まで歩いていく。



「あいつ絶対ボコボコにされんだろ、ざまーみろだな。敬太様達に近づくからだ」



コソコソと周りの奴らが話している。



悪りぃけど、あんな奴らに負ける気しねぇし。










不良達の前までくると


「なにお前?うぜぇーからあっちいってろよ」



不良達が俺のほうを向く。






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