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夏の秘密

第4章 バイト



戸上さん
みんな口を揃えて彼の名を口にした
彼なら何か知っているはずたど教えられ
期待出来たが…


夏「どれくらいの周期で来ます?」

中川「前は頻繁に来てたけど今は全然か
な…」

夏「次、いつ来るかわかります?」

中川「多分…近い内に来ると思うけど…
不定期な仕事みたいだからね」

夏「…」

中川「ねえ…夏ちゃん」

夏「はい」

中川「提案なんだけど、この店でバイト
しない?」

夏「バイト?」

中川「戸上さん、いつ来るかわかんない
し、戸上さんの他に晴と親しい人が現れ
るかもしれないしさ」

夏「でもいいんですか?私なんかで」

中川「最近、バイトの子が辞めちゃって
本当困ってたんだ、夏ちゃんさえ良けれ
ば大歓迎だよ」

夏「そういう事なら是非、是非働かせて
ください!!」


二つ返事で
働く事に決めた夏
校則でバイトは禁止されていないし
兄の情報収集も出来るし、お金も稼げる
断る理由は
どこにもなかった


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