夏の秘密
第5章 友達第一号
勇助「あと10周」
男達「はい」
夏「…はっ…はいぃ…」
体力には自信があったが
体育会系の部活だけあって練習のほとん
どが
走り込みやゴールの練習など
ずっと走ってばかりで
疲れてしまった
夏「…はぁ…疲れた…」
勇助「お疲れ、疲れただろう?初日だし
片付けはいいから先上がって」
夏「いいよ、俺も手伝う」
疲れていたが
使ったボールやグラウンドの整備など
やる事はたくさんあり
勇助一人だけにやらせるのは申し訳なく
夏は率先して
片付けを手伝った
夏「二人でやった方が早いだろう」
勇助「…ありがとう…ごめん」
夏「別に謝らなくても」
勇助「ケチとか言って…」
夏「気にしてないよ、友達だろ?」
勇助「お前…」
夏「あっ…まだ友達じゃないか…」
勇助「何言ってんだよ!?友達だよ!!
友達」
夏「あっ!?」
勇助「仲良くしようぜ」
夏「うっ、うん…」
肩を組まれ
不覚にもドキドキしてしまった夏
しかしドキドキしたのは夏だけではなか
った
勇助「…あれ…何だこれっ…」
夏「…変なの」