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俺が幸せにするから

第18章 家族?会議

良「あのさ~、俺もお願いがあるんだけど…
聞いてくれるかな…」

翔「んっ?何、言ってみて」

良「俺、来年中3になる。高校はそっちの学校を受験する。卒業するまでこっちに居て駄目かな?」

翔「…そうだなぁ…修学旅行もあるし、今の友達と一緒に行きたいよな…わかったよ」

良「本当!ありがとう!!」


何か少し複雑な気分だけど、こういうところを理解してやるのも、親の役目かなぁ。
親?…何かちょっと照れくさいな。


翔「俺はしばらく単身赴任…てことだな」


良冴が俺に近づき、耳元で言った。


良「翔ちゃ…翔パパ、浮気しないでね!」


浮気?!するわけないだろ!
…ってか今パパって言ってくれたよな?!
超嬉しい~!!
思わず俺と身長の変わらない良冴を、思いっきり抱き締めたい。


良「もう…ちょっと恥ずかしいから離して」

亜「あ~、お兄ちゃんばっか…亜矢も!」


二人共、ギューとした。
籍はまだだけど、俺達は家族になれた…。


翔「あっ!そう言えば二人共、宿題はないのか?」

二人「あっ忘れてた!!」

翔「じゃあさっと済まして、早く寝ろよ」

二人「は~い。じゃあ、おやすみなさい!」



俺はリビングのソファにすわって、“パパ”の余韻にひたっていた。
後片付けをする実樹が、ビールを持ってきてくれた。

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