乾いた空
第3章 三章
?!
「こ…ここは地獄の入り口か……?」
すぐにコバルトブルーの空が視界に入った。
「お兄さん……
ここは山の奥で私達は事故にあったのよ……」
「ああ……
そうだった……」
どうやら夜が明けてきたらしい。
「もう、
あまり喋らないで、救助が来るまでゆっくりしましょう。」
「……無理だよ。
僕は……もう……「駄目よ!そんな事言っちゃあ!」
「……いや、
喋っているほうがなんだか落ち着くよ。
君に言ってもしょうがない話しだけど……あいにく…君しかいなくてね……聞いてくれるか…い?」
「私でよければ……」
少女は不安気に僕を見てはしっかりとした目で僕を見つめていた。