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乾いた空

第4章 四章





「次、マキさんですね。」


フラフラして薬の副作用のせいなのか、頭にダーバンを巻いた痩せ細った20代?と見られる女性が席を立つ。


「ここ一年お世話になっております。
マキです。

つい最近は合う薬に出会ったせいか、少し調子が良いです。
あと
私は独りではなく、皆様がいるので、その事も私の心の支えになっています。」


私はこの人が何故この病気になったかを知っていたので、いつも自ら墓穴を掘った馬鹿な人にしか思っていないので、聞くだけでも本当はだるかった。



ガチャ………



部屋の扉が開いては私も含め、皆ドアの方へ注目した。


「この会って、ここで良いですか?」


そこには私と同じ歳ぐらいの隣町の制服を着た女子高生が病院から貰ったと見られる案内書を持って立っていた。




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