
乾いた空
第4章 四章
そんな時に医者が入って来た。
私が障害者手帳を持っているのを見たのと、おでこの出来物(単純ヘルペス)を見ていたらしく、
「貴女は成長期でもあるから、この調子でいくと進行するのは早いと見られる。
過度なストレスや運動はなるべく避けて下さいね。」
過度なストレス……何も無い……
あると言えば、この合わない薬だけ……
私は思わず笑ってしまった。
「先生、
私の過度なストレスはこの薬だけだよ。じゃあ、どうすれば良いの?
飲まなきゃいいの?飲まないで済むなら、今から直ぐに止めるけどいいの?
苦しいのよ……
いつも、いつも……こんな現実と向き合っていくのが!
ねぇ?私、何か悪い事した?」
「………………」
「何とか言ってよ! ねぇ?過度なストレス与えてるのあんた達社会でしょ!」
私は混乱し過ぎて興奮し、何を言っているのか解らなかった。安定剤を出されては、この日は1日入院となった。
