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乾いた空

第4章 四章





ボーッと雨を見ていると雨の形が線に見えては地面に落ちる瞬間は丸い小さな透明のボールが沢山弾かれているように見えた。


一瞬静止画のように……


このまま、
私も雨に流されては、弾かれたいと思った。


雨はみるみる激しくなってくる……


どうしよう……


と思っていると、私のお尻の方から何か温かいものを感じた。



捨てられたと見られる痩せ細った一匹の子猫だった。




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