乾いた空
第4章 四章
知らない男性と一緒に居るということもあり、緊張しては素直になれない自分がいた。
沈黙が逆に居たたまれない気持ちにさせては、追い打ち掛けるように攻撃的な言葉を彼に当てていた。
「目が死んでるからって、襲わないとは限らないよ。」
私を押さえつけては首筋にキスをした。私に言われて意地になったのか……
それとも"男性"という本能が働いたのか……
「……」
私はどうでもよかった。
一層のこと、ユウキのように巻き添えにしてしまっても構わないと思っていた。
この人は自ら地獄を選ぼうとしているのだから。
もう……
疲れた………