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乾いた空

第4章 四章




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んっ………

ここは……?

寒い……

しかも暗い……


何だか怖い……


私はとうとう地獄に堕ちたのかしら?



!!


気が付くと私はシートベルトをつけ忘れていたから本来は窓に頭をぶつけて死んでいる筈が何故か後部座席の機械の間に上手く挟まっていた。

目の前は硝子が粉々に割れていて……

私……

私達は事故に遭遇したんだ。


左腕が痛い……


左腕を見ると少し血が出ていた。





私のなかの汚い血……


このまま無くなってしまえば良いのに……


でも生きなくては。

何とか機械に被せてある布を切っては止血した。



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