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乾いた空

第4章 四章





向こうの空がこれから少しずつ光を放つ予告をする様にオレンジ色に明るくなってくる……

これで少しは見えやすくなる筈なるんだけど……

今の私には"もう少し早く明るくなってくれれば"と言う気持ちでいっぱいになりながらもイラつきを押さえては更に炎を大きくするしかない。
だけど、全くヘリコプターが来る気配が無い。

爪を噛み、
髪をかきむしる……
どうしようも無い無力さが再び私の気持ちを絶望感でいっぱいにする。

これから何日、何ヵ月もそうなるのだろうか?

見付かった頃には彼は勿論、私も死んでいるのだろうか。




これは山の掟……
山を汚したから……





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