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乾いた空

第4章 四章





「こ…ここは地獄の入り口か……?」



後ろから声が聞こえてくる。

彼の意識が戻ったんだ。

でも、ただ何とか意識が戻っただけで、危ない状態は変わらない。



「お兄さん……
ここは山の奥で私達は事故にあったのよ……」

「ああ……
そうだった……」


!!!!!


私は彼がもう手遅れに近いことを悟ってしまった。












だって……

だって彼の出血の量は半端なくて、血液が下まで流れてきている。止めていた布は意味をなしてはいなかった。

新しいく布を当てても追い付かないぐらいの血の量だった。






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