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乾いた空

第2章 二章




双子と言うのは、
僕がただ見分けがつかないから。

ノリの軽い双子と僕らはお互い自己紹介をし始めたが、僕は全く興味が無いので名前すら覚える気が無い。


最後に僕の向かいに座っている黒髪の子が笑顔で

「サキです。」

一言自己紹介をしたが、彼女も作り笑顔だった。周りは気が付かないが、僕には彼女が作り笑顔だってすぐに分かった。
僕と同じ笑顔だったから。



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