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乾いた空

第2章 二章




サキは学費とアパート代金を払う為、朝は新聞配達をしては学校が終わると週三回コンビニエンスストアーで働いていた。

以前は施設にいたが、施設の生活はサキには合わないみたいだった。


「良かったら、使ってほしい。」


「何これ?」


僕はそんなに働くサキを放っておくことが出来ず、茶封筒を差し出した。

サキは封筒の中身を見ては、何だか少し複雑な顔をした。




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