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乾いた空

第2章 二章




「いらない。」


サキは受け取った封筒をスッと返して来た。
喜びと思っていた僕はその態度に驚き、疑問に思って


「何で?
これで少しは何とかなるし、僕の気持ちなんだ。受け取ってほしい。」


僕の気持ちを分かってほしくて必死に説明した。


「気持ちは本当に嬉しいけど、私はこの生活を好きでしているのよ。私は君にお金なんて求めて無いよ。確かにお金はほしい。でも、でも私が求めているのは……」

サキは真っ赤な顔をしては涙目になって震えていた。



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