黒子のバスケ~裏試合~
第4章 黄瀬、今日…うちにこないか?
「黄瀬」
下校時、たくさんのやつらが
部活にいったりしているなか
俺は前を歩く黄瀬を呼ぶ。
すると
黄瀬はいつも、
きょとんとした表情で振り返る。
「んー?なんスか?」
そんな顔にも
きゅん、としてしまう俺は
ほんと…溺れてんな。
「─今日、ウチこねぇ?」
そんな俺の誘いに
黄瀬は目を泳がせた。
「あ~……ごめん!
今日、黒子っちとマジパいく
約束しちゃったんスよ…」
─っち。
「あーそーかよ」
「え…!怒った…?怒ったの!?
青峰っち!?」
…んなうるうるさせて
こっちみんなよ。
怒るに怒れねぇじゃねーか。
「バーカ」
俺は目の前にいる
黄瀬のでこを指で弾いて
先に進んだ。
「った!
ちょ、待ってくださいよぉー!」
俺と黄瀬は
付き合いはじめてまだ数週間。
ヤったことはなくて
でも俺は
黄瀬に触れたくてしかたない。
はやく…挿れたい。
黄瀬が欲しいんだ。