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黒子のバスケ~裏試合~

第4章 黄瀬、今日…うちにこないか?





──────


「くーろこっちぃーーー!!」



「わっ…なんですか」

「へへーっ なんとなく
 落ち着くんスよねー黒子っち!」



体育館のモップをかけながら

俺は舞台下にいるふたりを見ていた



「ワケわかんないです。
 暑いので離れてください」

「ええー?」




……気にくわねぇ。

んで…こんな光景見なきゃ
いけねぇんだよ。



つか



黒子も満更じゃねぇ顔してね?






「ねぇ!黒子っち!
 きーてくださいよー!あのね!」



そういったとき

黄瀬はくしゃっと笑って
頬を赤らめていた。



─んだ…あの笑顔








つーか


なんでこんなむしゃくしゃ
してんだよ、俺……。

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