黒子のバスケ~裏試合~
第5章 リコさん、おもちゃで遊びましょ…?
「ねぇ、リコさん?
ちょっとしたリフレッシュ…
しましょうよ」
突然の提案にリコは
また不信な顔をうかべる。
「リフレッシュっ…て
そのためにあたし
外出てきたんだけど」
「もぉー!そうじゃない方法で!
とりあえず、わたしの家
ここから近いんできませんか?」
───
それからさつきの
猛アピールにより、
ほぼ強制的にさつきの家に
連れてこられたリコ。
「デっ……か!!」
さつきの家は
三階建てのちょっとした豪邸だった
「ふふっ さ、上がってください♪」
さつきの案内によって
玄関にいれられ、
二階に誘導される。
「……広いのね」
案内されたのは
さつきの部屋で。
大きなベッドと
タンスやクローゼット、
勉強机には
帝光のキセキの世代とさつきの
写真が飾ってあった。
「──」
さつきの部屋を
キョロキョロと見回していると
突然、
ドンッと背中を押され
目の前にあったベッドに
倒れこんだ。