テキストサイズ

エロ恋

第2章 突然の…

~岬~

「岬ぃ~、おっそーい。」


「待ってたんだからぁ!」


遅刻してきても、靴箱には女たちのお出迎え。


いらねーっつの。


璃菜がいてくれんなら別だけど。


「たりー。今何時だ?」


と、ポケットを探る。


ない。


「…はぁ!?えっやっヤベェ!!あの部屋に置いてきた…。」


あいつがシてた場所。


脳裏に、璃菜の姿が映る。


潤んだ瞳。


甘い声。


めちゃくちゃにしたい気持ちを、SEXにぶつけた。


きっと、あいつは俺のことが嫌いだ。


その証拠に、「相手しようか」と言ったら拒絶された。


あんまり嫌がるから、冗談と言ってごまかしたけど、


ホントはめちゃめちゃ本気だったんだよ。


報われない思いに胸が痛む。


「…ちくしょう。なんでこんなに…。」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ