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官能的大恋愛

第13章 手作り弁当の野望

やだな…ドキドキしてる。

私の作ったお弁当見て、どんな反応するんだろう。

そういう事で、自分をアピールしてるって思われたくなかったりもするのに。

……やってしまった。

ナガタッチは鼻水をすすりながら、開ける。

「ん?…もしかすると、もしかしてってやつかな?…」

やだやだ…ドキドキするから、何も言わないで。

「ナ、ナガタッチが前に、私に食べて欲しいものがあるって言ってたでしょ?だから今回は私も…」

黙っていられずに、自分の気持ちを落ち着かせるために自分のフォローをする。

「私も?…食べて欲しいものがある…って事で?」

ナガタッチはタッパを開けて、卵焼きを真っ先に食べた。

「うん、美味しい。…で、俺のために手作り弁当?」

もぉ~っ!もぉ~っ!もぉぉぉっ!!!

いちいち、カッコいんだからぁ!!!

「だって、ナガタッチが大好きなんだもん。…私が本気なんだって事、分かって欲しくて。私普段はこんな事、気軽にしないからね…」

女をアピールしてまでも、相手の気持ちが欲しいだなんて、私は汚点だと思ってて。

そんなものよりも、自分の信念を貫いていたいと思う方だから。

ナガタッチはパクパク食べる。

「気軽にしないわりには、何を食べても美味しいんだけど?料理得意なの?」

「な、訳ねぇし!」

「ありがとう、トシコッチ」

そして、ナガタッチは一通り食べてお弁当を机に置いて、私の元へと戻る。

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