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好きな人がいた

第3章 中学三年生

Cちゃんとのやり取りが気になった私は探りを入れてみることにした。
でもそんなことは通用しなかった。

「Aくんは私ちゃんと仲直りしたいっていってたし、自分で話さないとだめだから絶対に教えない」

Cちゃんはいつもそう言って私に何も教えてくれなかった。
彼が今どんな状況なのかもわからなくなった。

彼とちゃんと仲直りしたのは2月のことだった。
Cちゃんにそそのかさて作ったバレンタインの友チョコを彼に渡してもらったのだ。
お礼のメールが来て、それに返信をして。
メールの上で、また私と彼は友達に戻った。

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