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好きな人がいた

第6章 高校三年生

ひたすら学校と家を往復する日々が続いた。
彼のことを考える暇も正直なかった。

そしてセンター試験。
私の得意教科は、結果として思っていた以上に平均点が落ち込んだ。
だがこのときはそんなこと知るよしもなく、できなかったと凹みに凹んだ。
二日目は私が大嫌いな科目ばかり。
完全に終わった。
大学にいくことはできない。
私はもうおしまいだ。
親の運転する来るまで泣きながら、そう思っていた。

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