好きな人がいた
第3章 中学三年生
解決策は見つからないまま、夏休みに入った。
彼からのメールも3日に1通ほどと少なくなり、落ち着いているとしたらそれを掘り返す趣味はないので、メールもしないでいた。このまま小康状態が続いてくれれば、と私も願った。
本当は嘘だ。
毎日毎日メールを待っていた。
深夜も寝ずに待ち続けていた。
一日に30回もメールセンターに問い合わせた。
彼が病んで病んで心を壊して私にすがり付いてくることを望み、反面こんなことを望む私は彼に嫌われるのではないかのではないかと怯え続けていた。
8月の中盤、私はやっと不自然ではなくメールを送る糸口を見つけた。夏休みの宿題の範囲についてだ。
早速私はメールを送った。
それが大失敗だった。
彼からのメールも3日に1通ほどと少なくなり、落ち着いているとしたらそれを掘り返す趣味はないので、メールもしないでいた。このまま小康状態が続いてくれれば、と私も願った。
本当は嘘だ。
毎日毎日メールを待っていた。
深夜も寝ずに待ち続けていた。
一日に30回もメールセンターに問い合わせた。
彼が病んで病んで心を壊して私にすがり付いてくることを望み、反面こんなことを望む私は彼に嫌われるのではないかのではないかと怯え続けていた。
8月の中盤、私はやっと不自然ではなくメールを送る糸口を見つけた。夏休みの宿題の範囲についてだ。
早速私はメールを送った。
それが大失敗だった。