王さまゲーム
第1章 王さまゲーム
「まる、いきなり舌入れてきたからビックリしたわ…。」
「王さまをパーンっと喜ばしたろって思ってん~。」
「逆に不機嫌になってんで?」
たつよしが下を向く章ちゃんの頭を撫でながら僕に言った。
確かにかなり不機嫌。想定外のことに裕ちんが見てくるより戸惑った。
「かなり酔ってきたし、今日はこの辺で帰るか?」
ややこしいことから逃げるように裕ちんが切り出す。
助け船を出してくれたと全員が賛同して部屋を出ていく。
しかし章ちゃんのみその場で座ったまま動かない。
「…章ちゃん。帰らんの?」
「…どうゆうつもりなん?」
ようやく口を動かしたかと思えば半ばキレてるようにも聞こえるトーンで一言ぶつけられた。
「何がですか?」
「まるは僕だけを見てたらええの!!」
「…はっ!?」
すっと立ち上がれば僕の前に仁王立ちして下からグッと睨み付ける。この人形みたいな目の奥ではいったいなにを考えてるんか…?
「まるは僕に愛してるってゆうたやん!!僕も愛してるってゆうたし。」
「それはちゃいますやん!!それは…」
これ以上話せなかった。僕の口は章ちゃんの口で塞がれて動けなくなったから。
僕の顔が燃えるように熱くなるのがわかった。僕の顔は赤くなりやすい。きっと今もあからさまに赤くなっているんだろう。
「ゆうたやんな?」
「…言いましたけど。」
本当に確かにこの口ではっきりとゆうたし、別に軽い意味で言ったんちゃうけど…
「両思いやん。さらになんか望んだらそれは浮気とちゃう?」
「いや、浮気って、僕と章ちゃんそんな関係ちゃうやん。」
「愛してんのやろ?」
「愛してますよ。」
また背伸びをして顔を近づけてきたためとっさに唇を人差し指で押さえた。
「なんやねん!!」
「それはこっちのセリフですよ!!」
弱く章ちゃんを押して離し、散乱した食器を片付けに入った。
「…あの言葉は嘘やったん?」
「…ちゃいますよ。」
さっきから同じようなことをずっと言ってる様な気がする。
「ほんならなんで…」
食器を食洗機に入れて、蓋を強く閉めて笑顔で答えた。
「僕は関ジャニ∞を愛してるんです。章ちゃんだけを愛してるんとちゃいます。」
「王さまをパーンっと喜ばしたろって思ってん~。」
「逆に不機嫌になってんで?」
たつよしが下を向く章ちゃんの頭を撫でながら僕に言った。
確かにかなり不機嫌。想定外のことに裕ちんが見てくるより戸惑った。
「かなり酔ってきたし、今日はこの辺で帰るか?」
ややこしいことから逃げるように裕ちんが切り出す。
助け船を出してくれたと全員が賛同して部屋を出ていく。
しかし章ちゃんのみその場で座ったまま動かない。
「…章ちゃん。帰らんの?」
「…どうゆうつもりなん?」
ようやく口を動かしたかと思えば半ばキレてるようにも聞こえるトーンで一言ぶつけられた。
「何がですか?」
「まるは僕だけを見てたらええの!!」
「…はっ!?」
すっと立ち上がれば僕の前に仁王立ちして下からグッと睨み付ける。この人形みたいな目の奥ではいったいなにを考えてるんか…?
「まるは僕に愛してるってゆうたやん!!僕も愛してるってゆうたし。」
「それはちゃいますやん!!それは…」
これ以上話せなかった。僕の口は章ちゃんの口で塞がれて動けなくなったから。
僕の顔が燃えるように熱くなるのがわかった。僕の顔は赤くなりやすい。きっと今もあからさまに赤くなっているんだろう。
「ゆうたやんな?」
「…言いましたけど。」
本当に確かにこの口ではっきりとゆうたし、別に軽い意味で言ったんちゃうけど…
「両思いやん。さらになんか望んだらそれは浮気とちゃう?」
「いや、浮気って、僕と章ちゃんそんな関係ちゃうやん。」
「愛してんのやろ?」
「愛してますよ。」
また背伸びをして顔を近づけてきたためとっさに唇を人差し指で押さえた。
「なんやねん!!」
「それはこっちのセリフですよ!!」
弱く章ちゃんを押して離し、散乱した食器を片付けに入った。
「…あの言葉は嘘やったん?」
「…ちゃいますよ。」
さっきから同じようなことをずっと言ってる様な気がする。
「ほんならなんで…」
食器を食洗機に入れて、蓋を強く閉めて笑顔で答えた。
「僕は関ジャニ∞を愛してるんです。章ちゃんだけを愛してるんとちゃいます。」