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背徳の雨

第3章 ケガレ



「馨(カオル)ちゃぁ〜ん」

「もう…タツヤさんっ」

「だって馨ちゃん
綺麗で好きなんだもん」

「またそんな事言って〜…」

私も堕ちたものだ。
馨という偽名を使って
まさか知らない親父に身体を売るなんて。
思っても見なかった。
でも仕方ない。
このままでは餓死してしまう。

「ほんと、馨ちゃん綺麗!」

「照れちゃいますよ〜」

初体験は愛のお兄さんで
二回目から知らない親父…。
愛のあるセックスとは何なのか
私にはわからなかった。
ただ金の為。
クスコで膣を開かれ、子宮口を覗かれたり
尿を全身で受け止めたり、
前後の穴を同時に犯されたり、
色んな事をされた。

でも私が責める時もあった。
ピンヒールで睾丸を踏んだり、
千切れる位乳首を噛んだり、
縛り上げて罵倒しながら叩いたり

本番と受け身は気持ち悪いが
それ以外は正直それなりに楽しかった。
お金もそれなりに貰えたし
自由で日々充実していたと思う。

暇な時は
戎橋 通称引っかけ橋で
ホストと話をしたり
アメリカ村へ洋服を買いにいったり
自由気儘に過ごした。

正直何不自由なかった。
むしろこんなに楽しい世界があるのかと
毎日わくわくしていた。
その日暮らしな感じも
またスリリングで楽しい。

お金が無い日は
引っかけ橋前のマクドナルドで寝たり
引っかけ橋の下で寝たりしていた。
ご飯も2日に1回のペース。

それでも世界はキラキラして
私を輝かせてくれた。
独りぼっちだったけれど
不思議と寂しくはなかった。

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