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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第13章 交錯する想い

倒れたのは

貧血に
間違いないんだろうけど


睡眠不足と
精神的なものからくる
食欲不振が

原因なんだろう





鍵をかけようとしても
もう
鍵は
かからなくて


でも


すぐ手の届く所に
神島さんがいて


でも





触れてはいけなくて





これから
どうなるんだろうと


不安になって






考えれば

考えるほど





答えは

見つからなくて






気を紛らわす
すべもなく



暗い部屋で


ひとり







きっと


裸になっても






眠れない時間を

過ごしてたんじゃ・・・






神島さんの代わりを



俺でいいなら


代りを
いくらでも
してやりたいと


思った





お前が

満たされる何かを




お前が

眠れる何かを
してやりたい



セックスで
マシロが
満たされるなら


いくらでも
抱いてやりたい





俺が

ココに居る
意味を


持ちたいんだ






「マシロ・・」




「・・・」




「心配すんな」





黙っていた
マシロが


俺の背中に






そっと
手を回した







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