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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第13章 交錯する想い

くちづけをしても

全く目を覚まさない
マシロ



そんなマシロが
いつ目を覚ましても
大丈夫なように


お腹がすいたと
言ったら
すぐに何か
食べさせられるように


俺は
ゆっくりと
マシロから離れ
台所へ向かった




台所と部屋の間の
ドアを閉め

台所の電気をつける



それから
買い物をしてきた
ばかりの袋の中身を
片づけて

自分が具合の悪いときや
妹のやっちゃんが
病気の時

いつも母親がつくる
ワカメ入りの
たまごスープを
作った





それから


とりあえず
シャワーを
あびて


一息つくと



まだ
自分が何も食べてないことに
気付いた




ちょっと
腹が減って
何か食いたかったけど


できれば


マシロと一緒に
食いてーな・・・





俺は


そっと
部屋のドアを開け


マシロの様子を
覗いてみることにした







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