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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第13章 交錯する想い



マシロを背中から抱きしめ


熱くなった
マシロの
耳にくちびるを寄せる


もう

マシロは
俺のことを
神島さんだと
思ってるんだろうか…



「マシロ…」



「……」



「お前は

神島さんのことに
鍵をかけちまった時から

時間が止まってるみたいだな…」



マシロは
何も言わなかったが

わずかに

振り向きそうになって



また


顔を元に戻した



後ろから
回した手で

そっと

まぶたに触れる



「目…閉じてろ

眠くなったら
いつでも
眠っていいんだ」



マシロのカラダから

チカラが抜けるのを
感じた



「マシロが
鍵をかけるのは

神島さんだけで
よかったのにな


他の男
全部にかけちまったんだろ?


鍵はさ


神島さんだけで
いいんだよ…」




マシロが

モゾモゾと
動きはじめた



「まぁ、今日は寝ろ


明日は
やすみなんだ…」




マシロは

俺の腕の中で



やりにくそうに
Tシャツを
脱ぎはじめた


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