迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第14章 ぷりん
Side ユウヤ
飯を食おう
そう誘って
マシロが
はいって
返事をしたのに
俺は
抱きしめる手を
ゆるめられなかった
「なんか・・あったか?
マシロ」
「・・・別に・・」
マシロの顔は
見えなくて
マシロの
声だけを頼りに
俺は
マシロの心を探った
何もないのに
玄関まで
来ねーだろ?
「ほんとか?」
「・・ほんと」
ちょっと・・
おかしい声
「神島さんと
・・なんかあった?」
俺が
スタジオいねー時に
なんか・・・あったのか?
「なにもないよ
ほんとに
いつもと・・同じ」
「・・そうか・・」
でも
何かがおかしい
マシロが
気になって
切ない。