迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第14章 ぷりん
それから
二時間後
***居酒屋***
「そうか・・・
まぁそうだよな
確かに
自立するとなると
一番の問題は
スタジオと機材だよな・・
まぁスタジオは
レンタルでも
問題ねぇよ
都内は
貸しスタジオも多くて
その方がいいって依頼も
結構あるだろ?
問題は
機材と人件費だな・・
外で撮影になると
さすがに
ひとりじゃ
数こなせねーからな・・」
「そうっすよね・・」
「なぁに?
お仕事のお話?」
「あぁ。
ユウヤもさ
これからのこと
色々悩んでるらしーんだ」
「そうね・・・
ユウヤ
島ちゃんとこで
ずっとやってちゃ
ダメなの?」
「ダメなわけじゃ
ないんすけど・・・」
ダメじゃ
ねーけどさ・・・
なんかもう
居づらいっつーか・・・
「ママ
ユウヤだって
男だしな
やりたいように
仕事やりてーだろーし
ずっと
雇われてんのも
それはそれで
色々あんだろーよ」
「・・そうね・・
ま、今
マシロちゃんもいるし
それはそれで
いいのかな~・・」
マシロの名前が出ると
なぜか
神島さんも俺も
会話がストップした
聞きたい
ほんとは
聞きたいこと
他にも
あんだよ・・・俺
仕事のことじゃ
なくてさ・・・
神島さん
マシロのこと
どう思ってんだよ