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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第14章 ぷりん

それから
俺は

3口ぐらいで
プリンを
かっこんだけど

マシロは
まだ
なんだか
味わいながら
プリンを
食っていた



「お前~~

さっさと
食わねーと
期限きちまうだろ~~」



って言って

マシロの
プリンをとりあげ


俺は
さらに
マシロに近寄り


ちっちぇスプーンに
山盛りのプリンをすくって

マシロの唇の前に
スプーンを
差し出した



「あ~~ん」



「えっ」



「早く!」



「やですよ
ちょっと
ユウヤさん
やめてください」




「あ~~~

あと1分しかね~~」





「いや
だから自分でっ

んんっ・・」




壁のせいで
頭を引けないマシロは

もう


唇に
プリンが
ついちゃって



どうしようもなく



プリンを

ほおばった







もうやだ

いい加減にして下さいよ!

賞味期限なんて
過ぎたって
なんてことないですから!!

ほんと子供っ。






って


言いそうな
マシロ



プリンを
ちょっと
モグモグしているけど

それを
飲みこんだら
絶対
そう言いそうなマシロ




そんなこと


言わせねーから






俺は


マシロに
顔を近づけ


さっきから
赤くなってる
マシロの耳元で




「唇の端っこに

プリンついてる」





そう
囁いて

マシロの
両手を

握りしめた


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