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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第14章 ぷりん

「そんな・・・」




マシロは

潤んだ目を
誤魔化そうとしてるのか

何度も瞬きをして

俺から
視線を外した






「お前が・・・




お前が
俺にキスするとき




お前が
俺の顎にふれるのが






辛かったよ







俺じゃなくて
神島さんに
してんのが・・・


すげー辛かったよ







なぁ




俺に
キスしてくれよ




神島さんじゃなくて

俺に





キスしてくれよ





お前は

俺の胸んとこで
ぐっすり眠っただろ?


俺に
抱きしめられて
安心すんだろ?


お前が
一緒に寝たかったの
誰だよ


神島さんか?



ほんとに
神島さんか?



なぁ




俺じゃねーのかよ



俺が
帰って来るの
待ってたんじゃ
ねーのかよ





俺に帰ってきて
欲しかったから


賞味期限
メールしてきたんじゃ
ねーのかよ





キス

してくれよ


マシロ・・・








俺に




してくれよ・・マシロ」





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