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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第15章 真相

ドアを開けると
シャワーもそのままに

マシロが床に
座り込んでいた


俺は
濡れながら急いで
シャワーを止めて


マシロにタオルをかけ
声をかけた




「マシロ

大丈夫か?」





「…平気

ちょっと
ふらついただけ

もう
立てるから…」




「じっとしてろ!

風呂の中で
倒れたら危ねーだろ?

あっちまで
連れてってやるから」



余程辛いのか

もう
マシロは抵抗しないで

じっとしていた




ゆっくりと
マシロを立たせ

さっとカラダを拭いて

バスタオルを
カラダにまいてやる





それから
マシロを
抱き上げると

ホッとしたように

マシロは
目を閉じて
俺に頭をもたげた





その時だった




ドンドン!




えっ?




ドンドンドンドン!




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