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切ない関係

第13章 本当は。


二宮先生と恋人同士になったのは、ある出来事があったから。

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数ヶ月前、朝自分の下駄箱に向かうと二つに折り畳まれた紙が入っていた。


なんだろうと思って、紙を開くと、そこには


『今日の放課後、学校の屋上で待ってます。」

とだけ、書かれていた。


「もしかして…ラブレター?!」


ビックリしてつい、大きな声を出してしまった。


すると、後ろから……


「ラブレターがどうしたって?」


後ろから声がして慌てて振り返ると腕組みをしている二宮先生が立っていた。


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