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切ない関係

第13章 本当は。



ビックリした俺は、とっさにラブレターかもしれない紙を後ろに隠していた。


「ラブレターがどうしたって?」


俺が黙っていると、同じ質問をしてきた。


その声や言葉は普段とは全然違くて背中に汗をかくほどだった。


その場の空気に耐えきれなくなった俺は、「失礼します!」と言って逃げ出すようにその場を後にした。


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