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切ない関係

第13章 本当は。



すると、桜の木に寄りかかって座っている生徒がいた。


どうやら寝ているようだ。


「新入生か…?」


新入生は、在校生との区別を付ける為にバッチを付けている。俺の前で寝ている男子もバッチを付けていた。


すると、俺の声に反応したのか、伏せていた顔が俺の方に向いた。


次の瞬間、俺は目を疑った。


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