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切ない関係

第13章 本当は。



キーンコーンカーコーン……


あれからひたすら頭の中は二宮先生とラブレター?の事ばかりで気づいたら4時間目の終了チャイムがなっていて、昼ご飯の時間になっていた。


「相葉ー飯食おうぜ」


「うん……」


「まだ悩んでんの?」


「うん……」


適当に澤部の質問をスルーしながら、また同じ疑問を頭に浮かべる。


『二宮先生のあんな顔初めて見たなぁ』


『二宮先生、なんであんな怒ってたたんだろう?』


『なんか悪いことしたかなぁ?』


『あの顔が頭から離れない』


「…ば………あいば!」


「えっ?」


「聞いてんのか?てかお前…顔真っ赤だぞ?」


頭の中は二宮先生の事ばかりで呼ばれていたのにも気づかなかった。澤部に言われて手を頬にやると自分でもビックリするぐらいの熱を帯びていた。


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