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切ない関係

第13章 本当は。



それから時間は過ぎて紙に書いてあった放課後になってしまった。


俺はというと、昼休みから今の今まで二宮先生…ラブレター…と同じフレーズが頭の中で変わらずにループしていた。


SHRが終わり、みんなが帰り支度をする中、澤部が寄ってきた。


「もう諦めたら?結局、行かなきゃいけないのは変わらないんだからさ」


澤部も、相葉の頼まれても断れない性格を知っていて言っている。


「…そうだよな、、、行ってくる‼︎」


何かを決めたように椅子から立ち上がり、教室を出ていった。




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