テキストサイズ

切ない関係

第4章 ラブラブな二人。



朝、仕事でニノに会った。


俺は、髪を切った事をニノに似合ってるよ。って言って欲しくてその話題をする。


望み通りの言葉が返って来て、頬が赤くなっていくのが分かる。


するとニノが…


「そうだまーくん、話したい事があるからさ、今日の夜会えない?」


寄りによって今日?

俺は今日誘おうと思っていたから、夜、部屋で会う事になった。


-----------

仕事が思ってたより、早く終わって部屋に帰った。


一通り、準備を済ませ暇になった。


「早く来ないかなぁ~」



考えてみれば、好きな人の誕生日を祝うのがこんなに嬉しい事なんて思わなかった。


特に、好きだと意識してから。


「去年はあんな事あったなぁ~」なんて、思い返すと胸がキュンとして苦しくなる。



「はぁ…。ほんと」

重症だなぁ、自分。

「「ピンポーン」」


ビクッ!


はぁ…ビックリした。


「ニノだ!」


絶対今顔赤いよぉ…

俺は準備をしていたクラッカーを手で隠して玄関に向かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ