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切ない関係

第6章 告白のチャンス。

潤side


いつも、二人の姿を見ては胸が締め付けられる思いだった。

ニノが好きなのはリーダーで。


リーダーが好きなのもニノで。


俺が入る隙なんて、どこにもなかった……。


リーダーにはどうしても適わないって思ったから諦めたんだ。



だって、ニノをあんな笑顔にするのはリーダーだけなんだから…。



だから、『俺の分まで』って訳じゃないけど鈍いリーダーには頑張って欲しくて…。


俺は一つの作戦を決行する事に決めた。
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「「今日さ、時間ある?相談したい事あるんだけど…。いいかな?」」


俺はリーダーに相談があると言い、飲みに誘い出した。


電話では不思議そうな感じだったけど全ては作戦の為だと思い、会う約束をした。


俺は少し早めに着いたから、人に聞かれる心配もない個室を選んだ。


間もなくしてリーダーがやってきた


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