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理想と偽装の向こう側

第22章 約束

「因みになんで、レストラン予約したかったの?」



枝豆をつまみながら、聞いてきた。 



うっ…それを聞かれるとは、思わなかった。



「告ろうと…思ってたから…。」



「ふ~ん、何を?」



がっ!!ここに天然を発揮してこなで欲しいんですけどっ!



「昨日…お伝えした事です。」



「嘉之の事?ん…それでレストランな訳ないか…。」



小田切さんは、眉間に皺を寄せて真剣に考えてる。



マジですか!



「あっ、もういいよ!もう、伝えたし!」



「あっ!…ゴメン…そこまでしようとしてたのに…居酒屋にしちゃったね。」



流石に気付いて、申し訳ない顔をする。



キュン!



いいです…気持ちを受け止めてもらえたから、シチュエーションなんて、関係ないですよ!

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