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理想と偽装の向こう側

第22章 約束

橋に、差し掛かる。



ここから全てが始まった。



お互いの弱さに寄り添って、痛みを持って依存しあった…。



それは思いの外、居心地か良くて現実が見えなくなってたのかな…。



ううん…違う!



逆に受け止められたんだ!



カッコ付けず、背伸びせず、等身大で居場所を見付けたんだ!



正直に言わなきゃ、また後悔する!



私も、小田切さんも、嘉之も、光花さんも…みんな正直になれば傷は浅く済んだんだ! 



繰り返したくない!



私は小田切さんを愛していくと、決めたんだから! 



私は、叫んだ。



「小田切さん!待って!」

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