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理想と偽装の向こう側

第23章 幸か不幸か

『あらあら!年頃なのに何もないから心配してたら!良かったわ~!しっかりしてそうな方ね。』



「うん!スッゴいカッコいいし、優しいよ!きっと、お母さん気に入るよ!」



『あら、楽しみね!そんな好い人、香織が良く見つけたわね!』



見つけてもらい、拾ってもらいました…。



「うん…凄い大事にしてもらってるの。」



小田切さん…大好き…。



『そう…お父さんも喜ぶわよ~お酒、大丈夫かしら?』



「はは…凄い強いから大丈夫だよ!お父さん、お酒飲めるって喜ぶだろうね。」



『良かったわ~!じゃあ、色々用意しとくから。楽しみに待ってるわね!』



「うん!ありがとう!」



母親の楽しそうな声が、嬉しかった。

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