テキストサイズ

理想と偽装の向こう側

第7章 利用と束縛

「須永さんのお兄さんとだっけ、須永さんが取り持ったみたいだよね。元は、なべちゃんの企画が切っ掛けだよね~。」



「たまたまじゃん…。」



「途中から元木さん加わって、なべちゃんと一緒に企画で動いたら、旦那見つけちゃうなんて、凄いわぁ~。あの企画好評だったから、うちの上役も結婚式何人か行ったみたいよ。なべちゃん、行かなかったの?」



「うん…都合がどうしてもつかなくて…。」



「そっか~。派手にやったのかな~。」



嘘…。



招待状なんて届いてない。



嘉之だって、私と彼女がプライベートも結構つるんでたのは、知っていただろう。



でも、来なかった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ