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理想と偽装の向こう側

第7章 利用と束縛

「今夜は、とことん飲もう!!」



「マジですか!?」



「はい!はい!グラス空けて!」



「えっ!今注いだばかりですよ!」



「四の五言わない~!香織んの本気見せてみろ!」



「何ですか!それ!」



そして…『寝かさない』との言葉は、有言実行されたのだった。



◎ ◎ ◎ ◎

「…うっ…。い、痛い…。」



土曜日の朝、久々の二日酔いから始まった。



むやみやたらに、飲んだのは久々だ。 



初めて会った居酒屋の時でさえ、無茶な飲み方はしなかったのに。
結局、明け方近くまで飲み明かした。



昨日の小田切さんは、容赦なかったな…。



やっぱり、元カノ話が良くなかったかな…気を付けよう…。



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