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理想と偽装の向こう側

第7章 利用と束縛

「はぁ~何時だろ…。」



時計を見ると11時、もうお昼近い。



とりあえず、顔を洗いたい。



這うようにベッドから出て、洗面所に向かう。



「…ぎもぢ悪い…。」



胸がムカムカするし。



ガチャリと部屋のドア開けた途端、



「おっはよ~!良く寝れた?」



めっちゃ爽やかな笑顔と、エプロン姿で鍋を持ってる小田切さんがいた。 



「………おはよう…ござい…ます。」



「顔洗っておいで~。お粥作ったけど、食べれそうかな?」



後光が見えそうなほど、元気だ。



「…大丈夫なんですか?」



「え~何が?はい、ポカリ!」



「…ありがとう…。」



小田切さんの方が、量は飲んでハズなのに…なんでこんな元気なんだろう…うえっ!



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