テキストサイズ

理想と偽装の向こう側

第7章 利用と束縛

顔を洗って、ラフな格好に着替えて、ポカリも飲んでリビングに戻る。 



小田切さんは、エプロンを外して、テーブルには軽めの昼食が用意されていた。



「落ち着いた?」



「小田切さんも結構飲んでたのに…なんでそんな元気なんですか…?」



まだ胸焼けがして、ローテンションで言ってしまう。



「そう?体質かな。」 



そうですか…。



「香織ん、今日どうするの?」



「特に…何もないです。いただきます…。」



正直、なにもする気が起きないです…。



「そっ。」 



小田切さんが作った、お粥を少し食べたら落ち着いてきた。



それから午後は、二人でソファーに寄っ掛かりながらテレビを観て、たわい無く時間を過ごす。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ