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理想と偽装の向こう側

第8章 絶対服従

『ヤられました…。』



しばらくやり取りが続く



『本当に、あんたは絵に描いたような子よね。』


『面目ない…。』


『今から会おうか?』


『ありがとう…でも今日は家にいるよ。』


『そっ。じゃあ、水曜日にウチにいらっしゃい。』


『分かった。いつもごめんね。』


『今さら…覚悟して来なさいよ!』


『は、はい…ハイネケン持って行きます。』


『了解!』


『本当にありがとうね。』


送信…。



正直、一人で抱え込むのが辛すぎた。



黎子は、昔から何でも聞いてくれて、厳しいけど、的確…冷たそうで、情に熱い…そんな彼女が大好きだ。



一生大事な親友で、ありたい。



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